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博物館 網走監獄

北海道網走市呼人1-1

撮影日:2007年07月14日

浴 場

 受刑者にとって、入浴は所内の生活で最も楽しみな一時です。
網走刑務所では、明治45年にコンクリートの浴槽にボイラーで湯をわかす近代的な浴槽を作りました。
 作業場ごとに15人ずつが、看守の号令のもと、脱衣に3分、第1槽入浴3分、洗身3分、あがり湯の第2槽入浴3分、着衣に3分というように、脱衣から着衣まで15分間で効率よく入浴しましたが、1日に入浴できる人数は200人程度でした。

 この時代の監獄則では、6月から9月まで月に月5回入浴、他の月は1回入浴と定められていましたが、現在は、1日おきに入浴できるようになりました。

・建築年代 明治45年
・移築年代 昭和58年
・面積 208.22u




背中に入れ墨、くりからもんもん



煉瓦造り独居房

 網走刑務所では、明治時代末期より、本州の監獄から煉瓦造りの技能を持った因人を受け入れて煉瓦を焼き、出来上がった煉瓦を使い、塀や門、倉庫、独居房などの様々な施設造りを行いました。
 この独居房には、窓がなく、扉は二重、しかも煉瓦の壁の厚さは40cm以上もあります。

 刑務所の規則の移り変わりにあわせ「懲罰房」「鎮房」「保護房」と呼び名も変わりました。
明治時代の監獄の規則には、規則違反者を窓の無い真っ暗な部屋に閉じ込め、食事を減らし、反省させるという厳しい罰則があり、この独居房も当時の規則に合わせて建てられたものと考えています。

・建築年代 明治24年
・移築年代 平成3年
・面積 10u



炭焼小屋

 冬になると受刑者は、燃料となる材木(小木)を集める為に山に出役し、伐採した木材を馬橇で網走川岸まで運びだしました。
 雪がとける、川を発動汽船が曳航するだるま船に木材を満載し、刑務所まで運び薪や炭の生産をした。網走刑務所では、1年間に薪、約4,000敷き(約152d)が必要で、明治45年にボイラーが設置されるまでは大変な作業だった。茅葺き屋根が往時をしのばせている。

・建築年代 明治25年
・移築年代 昭和58年
・面積 54u


独立型独居房

 独立房は、1因1房を理想とする監獄法に基づいて、網走分艦創設時には16棟あり、明治45年の再建時には34棟ありましたが、社会復帰が行刑の目的になるにつれて、「社会性が養われる雑居が重視されるようになったことと、管理の手間がかかること」から次第に使われなくなりました。

 当時の資料をもとに再現した独居房は、板張りの小屋で、屋根は瓦葺き、内部は土間と居室に分かれ居室は畳2枚分の板張りになっていて、入口と欄間から明かりが入るだけです。

・建築年代 明治45年
・再現年代 昭和58年
・面積 4.86u


     
     
     
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