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博物館 網走監獄

北海道網走市呼人1-1

撮影日:2007年07月14日

教誨堂(有形登録文化財)

 この建物は教誨事業の行われた講堂。教誨とは教えを諭すということで、受刑者に対して行う精神的、倫理的、宗教的な教化指導のこと。建物は、総瓦葺き入母屋造りの重厚な屋根を持ち、内装は、漆喰を用いて天井に装飾を施し、シャンデリアを釣り下げた「和洋折衷」の建築様式。

 戦後は、正面に設けられた仏壇は撤去され講堂と名を改め、免業日(作業のない日)に映画を見せたり、慰問公演がおこなわれていた。また冬の長い地方なので、野外運動場が使えなくなると、体育館のような使い方もされていた。

・建築年代 明治45年
・移築年代 昭和56年
・面積 404.87u





網走集治監網走囚徒外役所正門

 刑務所の門塀は、受刑者の逃走を防ぎ、社会治安を守ることが目的だが、社会の目から受刑者を遠ざける人権尊重の意義もそなえていた。
 塀の造りは明治5年監獄則で石造りか煉瓦造りにすることが定められたが、監獄設置の永久性や仮設性、資材の調達の関係等、地域の事情により考慮された。
 網走の場合、創設当時の塀は木造で造られていた。


網走刑務所裏門

 通称「通用門」と呼ばれた網走刑務所裏門は、赤煉瓦門塀製作開始の大正8年に一番最初に着工した門です。
 その後5年間かけて受刑者がこつこつ煉瓦を積み上げ、大正13年に延長1,080mの赤煉瓦を完成させました。

 以来、平成5年9月まで、70年間に亘り網走刑務所裏門として、受刑者が塀の外の作業場(農業、養豚場)に出かける時に通るのがこの門であり、いかつい正門とは違いこの門をくぐり抜けると構外にでられるという、受刑者にとっては開放感を味わえる門だったようです。

・建築年代 大正13年
・移築年代 平成7年
・全長 12m



釧路地方裁判所網走支部法廷復元棟

 この建物は、釧路地方裁判所網走支部及び網走簡易裁判所が新庁舎建設のために、旧庁舎を取り壊すのに際して、単独法廷(1人の裁判官によって重罪以外の比較的軽い刑罰を審査する)、合議法廷(重罪事件を3人の裁判官によって審理する)、合議室(重罪事件の途中で当事者から異議申し立てなどがなされその場で即断出来ないような場合に、三人の裁判官がこの部屋に入り合議する部屋)仮監置室(自分の裁判まで待たされた部屋)及び勾留質問室(裁判官が被疑者または被告人に質問して、拘留すべきか否かを判断するのに使われた部屋)、を譲り受けました。

 この建物の外観は、明治33年から昭和27年まで使われた旧網走区裁判所の外観を再現していますが、内部の移築物は昭和27年から平成3年まで使用されていたものを配置し、広さ高さを元通りに復元し、法廷内部の机や椅子、照明器具、カーテン等は実際に使用されたものを展示しています。

・建築年代 昭和27年
・移築再現年代 平成5年
・面積 1,142.82u



     
     
     
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