北海道松前郡松前町松城

松前城

 松前城の前身は江戸初期の福山館で、江戸幕府はロシアの南下に備え、蝦夷地防衛の為に松前崇廣に松前城築城を命じました。
　城は本丸・二ノ丸・三ノ丸からなり、総面積は約69,000�uあります。安政元年（1854）に竣工した天守は３層櫓で、他にも３棟の二重櫓も造られました。
　また三ノ丸には七門の砲台が並んでいました。
明治元年（1868）の戊辰戦争で榎本武揚ら旧幕府軍により落城、同６年廃城となりました。
　天守・本丸御門・本丸御殿は破却を免れ国の指定史跡となりましたが、天守などは昭和２４年に焼失し、再建されたものです。