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東 寺(教王護国寺)

京都府京都市南区九条町1番地

撮影日:2009年04月05日

 今日は、曇り模様の空でした。車を駐車場に置いて、拝観受付へ向かってると、最初に引き付けられた素晴らしい桜の木が目に飛び込んできました。柵ごしに撮って見ましたが、黒く写ってしまいます。五重塔を入れて撮ろうとすると、どうも逆光のために黒くなってしまうようです。
 見頃を向かえた八重紅枝垂(やえべにしだれ)桜」
エドヒガンザクラ系の紅色の鮮やかな桜樹です。樹齢120年余りで高さは13mあります。
 ちょっと時間が早く着く過ぎ、ゲートはまだ閉まっていました。大師堂へ少しお参りをしてから時間を潰すことにしました。今日は、境内でもフリーマーケットも開催されて、外国人が古道具などを買ってました。
真言宗総本山 東寺(教王護国寺)
所在地   : 京都府京都市南区九条町1番地
拝観時間   : 8:30〜17:30
拝観料   : 五重塔・金堂・講堂:大人800円 、高校生700円、中学生以下500円
宝物館と観智院:高校生以上500円、中学生以下300円
共通券(上記全て):高校生以上1300円、中学生以下800円
問い合わせ   : 075-752-0227
駐車場   : 2時間まで600円、それ以降1時間ごとに+300円

 境内、拝観受付の前には、「食堂」があります。食堂と書いて「じきどう」と読むそうです。最初?何て読むんだろうと普通に読むと”しょくどう”と呼んでしまいますね。

 この建物は、平安時代のものだったようですが、昭和5年(1930)に焼失し、その後3年間の工事を経て完成した建物。
 ここは何だろうと?堂内に納経所があるようで、四国八十八ヶ所巡礼や洛陽(らくよう)三十三所観音霊場などの納経所となってるようです。毎月21日には、四国八十八ヶ所巡礼を再現した、お砂踏みが行われるそうです。
また、
食堂→講堂→金堂が並ぶこの配置には意味があるそうで、この配置を仏法僧(ぶっぽうそう)を表しているそうです。
金堂には、本尊の「仏」、講堂には、密教の教え「法」、食堂には、「僧」で生活の中に修行を見出すところです。

毘沙門堂 江戸時代

 天慶2年(939年)平将門の乱の際、都の守護神として羅城門に安置されていた兜跋毘沙門天立像(とばつびしゃもんてんりゅうぞう) (現宝物館・国宝)を天元元年(978年)7月9日大風にて羅城門が倒壊の後、東寺に移し食堂に安置したりしたが、文政5年(1822年)現在の堂を建立してお祀りした。
創建1200年記念事業で平成6年(1944年)に修復された。

 この並びへ行くと本坊・金楼跡・蓮華門・東門があります。今日は、フリーマーケットが開催されていました。

大師堂(国宝)西院御影堂 室町時代

 西院は伽藍の西北部にあり、弘法大師の住房で、大師の念持仏、国宝・不動明王像(秘仏一軀が安置され不動堂ともよばれていました。
 康暦元年(1379)焼失しましたが、その翌年には再建され、さらに10年後の明徳元年(1390)には北側に、国宝・大師像を拝するための礼堂と廊を加え現在の姿となりました。
 堂内には不動明王と大師像が祀られ、弘法大師信仰の中心となっている御堂です。
 入母屋造りの礼堂、切妻の中門、ゆるやかな勾配の総檜皮茸の屋根がその優美きを際立たせています。
身ほ高野 心は東寺に おさめをく大師の誓い 新たなりけり

 延暦13年(794)桓武天皇は、動乱の中に奈良から長岡京を経て平安京へと都を遷され、羅城門の東西にそれぞれ大寺を置かれました。
 現在の京都は御所をはしめとして大部分が東方へずれてしまっていますが、東寺はもとの場所にそのまま残っていて一級史蹟に指定されています。
 東寺は左寺とも申しますが本格的に活動を始めたのは弘法大師の造営以後であります。このお寺にはまアショーカ王以来の伝統に従って、仏法によって国の平和が護られ、その光が世界の偶々にまでいきわたるようにということと、それぞれの思想が共に侵さず共存していく原理を見出し伝え、共々にカを合わせ実現されていくようにとの大師の願いが込められています。
 東寺の伽藍は南大門を入って金堂・講堂、少し隔てて食堂が一直線に置かれ、左右に五重塔と灌頂院が配置されています。塀で区別された境内はそのまま曼茶羅であり密厳浄土であります。我々はそこから様々なメッセージを汲み取ることができます。
 大師はまた高野山を自らの修禅の場として開かれ、そこで得られた智慧を利他行として東寺で実践されました。生老病死に代表される衆生の苦悩の解決法とその生活への表現が大師の一生でありました。
大師は祈りなき行動はま妄動であり、行動なき祈り妄想であるとの信念から、水なき所に池を掘り、橋なき所に橋をかけ、道なき所に道をつけ、食乏しき者には食を得る方法を教え、病む者のために良医となられたのであります。
 
「弘法さん」は毎月21日、大師の命日に催される京の風物詩。境内には千軒以上の露店が並び、20万人以上の人出でにぎわいます。これは大師に寄せる民衆の信仰の深さを表しているといえましょう。
 東寺は平安京以千二百年の間に幾度も台風、雷火、兵火等の災害を受け、堂塔の大半を焼失しましたが、その都度、一般民衆の信仰のカによりもとの姿に再建され、とくに五重塔は古都の玄関の象徴として昔の姿をそのままに伝えて今日に至っております。
 また大師の遺品をはじめとする、国宝・重要丈化財は国民の宝であります。一人でも多くの方がご参拝下さって平安文化との出合いを通し今の自分を見つめ直し、明日への新しい糧を得ていただければ幸いであります。


毘沙門堂には、「毘沙門天像」が置かれています。


旅 程 (京都府)  食事
/5
(日)
6:31清水寺---東 寺8:18---西本願寺9:25---三十三間堂9:33---銀閣寺11:28---二条城13:16---金閣寺14:50


 
 
 
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