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松前藩屋敷

北海道松前郡松前町西館68

撮影日:2007年07月30日

自身番小屋

 本来の自身番小屋は、目明の勤務場所であったが、松前市街の自身番小屋は、火の見番所であった。
 したがって番所内には火の見番が居り、夜は拍子木を叩いて町内を「火の用心」ふれて歩き、火災を発見すると半鐘を叩いて、消防組員が町内に知らせまわった。
 小屋のなかには、龍吐水(腕用ポンプ)をはじめ刺子、馬穴、布馬穴、天水桶、鳶口、鋸、丸太、提灯等が備えられていた。
 海岸で風の強い松前では、一度出火すると消す方法がなく、延焼しそうな先の家を潰してしまう破壊消防が消化の方法であった。



廻船問屋

 松前藩内三湊(松前、江差、箱館)では、沖の口奉行所に従属する三つの問屋制度があった。
一つは問屋、二は小宿、三は附船である。
 問屋は松前から出入する船の積荷の取り扱いをして二分の口銭を取り、その積荷の内容を奉行所に申告し、また、廻船の手配をするなど業務を担当した。
 この問屋は、株式制で、年代によって異なるが、凡そ十軒から十五軒程の問屋があり、荷捌や廻船で莫大な財をなした。
 小宿の業務は問屋と同じであるが、取り扱う仕事は問屋全体の三割であってm業者は五軒程度である。
 附船は他国からの入港船の薪、水、食糧の供給、洗濯女の斡旋、宿屋等の業務を担当して利益を得た見返りとして難破船の救助等が義務付けられていた。






     
     
     
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